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よみがえる昭和の列車たち6

品番:DR-4216
音声:ドルビーデジタル ステレオ ナレーション+BGM
収録時間:62分
発売日:2022年10月21日

 

カラーフィルムで巡る昭和43〜46年
横浜市電 全廃へのカウントダウン

 鉄道研究家・長谷川弘和氏のカラー8ミリフィルムのシリーズ最終巻。昭和47年の全廃に向けて横浜市電各線の廃止が加速する。その一方で、車両のワンマン化や廃車など、取り巻く環境も著しく変化する時代。最期の刻が近づきつつも、いつも通り運行を続ける姿や、廃止直前に運転されるお別れ装飾電車など、各路線のさまざまな瞬間を、市電と共に姿を消した横浜市営トロリーバスも交えて収録する。

昭和43年 根岸線・本牧線・井土ケ谷線・六角橋線・神奈川線・弘明寺線 国鉄根岸線に乗客を奪われた市電根岸線は、開業から13年での廃止が決定。昭和31年開業の横浜市電では最も新しい井土ケ谷線に至っては、開業からわずか12年での廃止が決定していた。これらに、単車の500型が主力のひとつとして活躍した六角橋線などを加えた計6路線が8月末に廃止の時を迎え、1500型6両にお別れ装飾が施された。
昭和44年 本牧線/久保山線・平沼線・浅間町線廃止/横浜市営トロリーバス・長者町線・神奈川線 丘越え路線のひとつ久保山線、平沼橋で国鉄と相模鉄道を跨ぎ越す平沼線、横浜市営トロリーバスと一部で平行する浅間町線の他、神奈川線も横浜駅前から東の区間がこの年廃止された。
昭和45年 本牧線廃止/神奈川線・本町線/保土ケ谷線廃止 横浜市中心部に乗り入れる路線の中で、本牧線が先行して6月末で廃止され、主要系統の2系統・4系統が消滅。市電唯一の山手トンネルをお別れ装飾電車が走り抜けた。大部分が廃止される保土ケ谷線では電車の走る傍で看板等の撤去作業が進行。本町線など存続した路線も昭和47年には廃止が計画されていた。
昭和45年 長者町線 横浜駅前−山元町−横浜駅前間往復の前面展望映像。
昭和46年 神奈川線・長者町線廃止 長者町線各所で撮影された最後の記録。本牧線の廃止以降、大型・高出力で最後のツーメン車でもある1300型は、2箇所の勾配区間が控える3系統専用で使用された。3月には3系統でお別れ装飾電車が運転され、21日に廃止。横浜市電は市民から惜しまれながらも、昭和47年4月1日に全廃された。

今回も、長谷川弘和さんが、地元の横浜市電をカラーフィルムで記録された貴重な映像がたっぷり収録されています。最盛期には51.8kmの営業キロだった横浜市電。桜木 町界隈に主な系統が集まり国鉄との結節点として賑わっていました。しかし、昭和39年の国鉄根岸線磯子延伸開業により人々の流れは桜木町駅から横浜駅にシフト、また、モータリゼーションの影響を受けて昭和35年に一部区間で始まった軌道敷内の自動車通行は徐々に拡大し、年を追うごとに総じて市電の役割は低下していきます。
昭和41年に策定された「再建整備5ヵ年計画」に基づき、廃止されることになった横浜市電。市バスと、後に開業する市営地下鉄にその役割を譲り、静かに役目を終えようとする市電の姿を、長谷川さんは丁寧に撮影・記録されています。この作品を通じて、市電に対する深い愛情が強く伝わってきます。

商品コード : DR-4216
価格 : 4,400円(税込)
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