他を完全に凌駕する走行距離。そして孤高の国鉄色ボンネット。大阪〜青森間・1040キロを日中に走破する、昼行特急最長距離を誇った特急『白鳥』。大阪から青森へ、そして青函連絡船を介して北海道へ。その道程は、果てしないと思われるほど遠い。
1961年にキハ80系でデビューし、2001年3月3日改正で廃止されるまで、39年半にわたって日本海縦貫線を走り続けた『白鳥』。1997年3月改正からは京都総合運転所に車両受け持ちが移管したため、国鉄色485系での運転が復活。多くのファンを沿線に集めた。
末期は関西対東北・北海道輸送の役目から、区間輸送に細々とした役目を見いだしての運転が続けられたが、輸送形態の変遷の波に飲まれ、大阪〜富山〜新潟〜秋田〜青森の4つの列車に分割され、その役目を終えた。二度と戻らない旅に飛び立った『白鳥』の最後の活躍までを追う。
■主な内容
1998年夏の白鳥(大阪→青森)
2001年冬の白鳥(青森→大阪)
乗車しての車内の様子
運転席展望(夏)
沿線各地での美しい走行シーン
上沼垂運転区所属の『デラックス白鳥』
最終列車(大阪駅・新潟駅)
『さようなら特急白鳥』特別映像(20分)
・本編未収録の走行シーン「国鉄色の白鳥」「上沼垂色の白鳥」
・展望映像「吹田〜高槻間」